メルカリにはタイムセールという機能があり、3時間限定で値下げできます。
- 5%オフ
- 10%オフ
- 15%オフ
の3つから選ぶことができます。普通の値下げとは違い3時間限定なので、「安いうちに買おう」と思って、欲しい人が買っていってくれやすくなります。
効果的に使えば売れるようになるので良い機能なんですが…
一方で気になるのが「利益はどうなるのか」という点。
メルカリ出品者目線でタイムセールのメリット・デメリット、利益への影響について、実体験を交えて解説します。
タイムセールってどんな仕組み?
メルカリのタイムセールとは、出品者が自分の商品を「一定期間だけ割引価格で販売」できる機能です。
セール中は商品に「タイムセール中」のマークが付き、閲覧数が一時的に増加しやすくなります。
スーパーのタイムセールと一緒です。
たまにスーパーでもタイムセールでお惣菜などが安くなっていることもあると思います。あれをメルカリでやっているだけです。
時間制限がある分、時間が過ぎると高くなってしまうということで、欲しい人が買っていってくれやすくなります。
なので、売れない商品はタイムセールをうまく活用することで、売れるようになります。
売れやすくなるけど、利益は?
ここで問題になってくるのが利益。タイムセールをして値下げをすれば、その分 利益も減ります。
たとえば、2,000円で出していた商品を10%オフで1,800円にしたとします。
ここからメルカリ手数料(10%)と送料(ネコポスなら210円など)を差し引くと1410円になります。
当然大きな物ならネコポスで送れませんから、もっと利益は少なくなってしまいます。
それを踏まえた上でタイムセールを行う必要があります。
利益の減らないタイムセール
タイムセールは自分で行うほかにメルカリの運営が勝手に行う場合があります。
運営が行った場合は、利益が減ることはありません。値下げの分は運営が持ってくれます。なので、自分がタイムセールをしたわけでもないのに勝手にタイムセールが行われている場合はラッキーですね。
運営がやっているので、利益が減ることなく売れやすくなります。
販売手数料還元
この前3月に超メルカリ市というのが行われたんですが、そのときにタイムセール中に売れると手数料3割還元というのがありました。

2000円のものをタイムセールで1800円で売っても54ポイント還元されるわけですね。
これにより、タイムセールしても そんなに利益が減ることなく売ることができます。
メルカリ市じゃなくてもキャンペーンは行われることがありますし、タイムセールキャンペーンを行うこともあります。
そういったときを利用するのも良いですよ。
利益と手数料&送料の関係について
メルカリで利益計算をする際に忘れてはいけないのが、「手数料と送料」。
特にタイムセールで値引きをした場合、その値引き分のすべてが利益から引かれることになります。
例:
- 定価:2,000円 → セール価格:1,800円
- 手数料:180円(値引き前は200円)
- 送料:210円
- 利益:1,410円(値引き前は1,590円)
1割の200円引きして売っても利益は180円減るだけに抑えられます。200円丸々減るわけではないです。
「安くしても売れなければ意味がない」ので売れるならアリ、と割り切るのも一つの考え方です。
利益を残すための値付けのコツ
タイムセールを上手に使うには、「セール前提で値付けする」のがポイントです。
特にタイムセールで売れれば手数料を還元するキャンペーンを行っている場合は、セール前提の値段設定にするのがおすすめです。
例えば、最初から「少し高め」に出品しておき、タイムセールで“通常相場”に近づける手法。
これなら「お得感」は演出できつつ、利益を確保しやすくなります。
タイムセール活用に向いている商品とは
基本的にどんな商品でもタイムセールを使っても良いんですが、より効果的に使える商品というものもあります。
そんなタイムセールと相性の良い商品は以下のような商品です。
- シーズン性があるもの(季節家電、衣類など)
- 在庫が多く、早く回転させたいもの
- 価格競争が激しいジャンル(スマホケース、コスメなど)
- 「いいね」はついているが売れない商品
季節物
季節物はお店でも変わり目に安く売ることが多いですよね。特に衣類とか。
夏に春物や冬物は売れないですからね。お店としても在庫を抱えるわけには行かないので、安くして売り切ってしまうことがほとんどです。
メルカリでも一緒で、季節外れのものは売れにくくなるので、タイムセールで売り切るのが良いでしょう。
タイムセールを行う理由にもなりますからね。
「春のタイムセール!」とかでも良いですし、季節物とタイムセールの相性は抜群です。
在庫処理
在庫が多くて早く売り切りたいものはタイムセールをして、売り切ってしまうのもおすすめです。
同じものがたくさんあっても売れるのは一個…
かなり効率悪くなってしまうので、タイムセールをして多少安くても売ってしまったほうが良いと思います。
もちろん保管に困らなくて そんなに早く売る必要もなければ、タイムセールをせずに売れるまで待っていても良いんですが、基本的には早く売って回転率を上げたほうが良いです。
価格競争の激しい物
要は多くの人が出品していて、1円でも安く売って早く売ろうと躍起になっているようなものですね。
そういったものは人気の商品である可能性が高いですし、多くの人が出品しているので価格も変動しやすいです。
買うほうとしても選び放題ですし、ちょっとでも安く買いたい!という人が1円でも安いものを買っていきます。
毎回毎回相場を確認して値段を変更するのも良いんですが、それが面倒な場合はタイムセールを使うのも手です。見ている人も多いので、タイムセールで安く買えるってことが分かったら、すぐに買っていってもらえます。
もちろんタイムセールをしても他の商品のほうが安いとかだと売れないので、タイムセールをして他よりも安く売れる価格設定にする必要があります。
「いいね」のついているもの
「いいね」はつくけど売れない…という商品はタイムセールを行うのも効果的です。
いいねがつくってことはそれだけ見ている人がいるってことですし、タイムセールをすることで欲しい人が買っていってくれます。
いいねの数はみんな見えてますからね。いいねが多いってことは それだけ注目されていることが他の人にも伝わるので、「タイムセールで売り切れてしまう」と思って、その前に買おうという人が出てきます。
タイムセール後にすべきこととは?
タイムセールを使った後そのままにしていませんか?
売れなかった場合は、
- 価格の見直し
- 商品説明の改善
- 写真の変更
もセットで行うことで、売れやすくなりますよ。
また、フォロー割やまとめ買い割引と組み合わせることで、利益を圧迫せず購入率を上げる方法もあります。
まとめ
メルカリのタイムセールは、確かに売れやすくなる一方で、利益を減らすリスクもあります。
ですが、戦略的に活用すれば、回転率アップと在庫整理に大きな効果を発揮します。
・利益を確保する値付け
・送料と手数料の計算
・向いている商品の選別
これらを押さえて、上手にタイムセールを活用していきましょう!
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