メルカリの価格はゾロ目の金額をつけている出品者もいますよね。
メルカリだけじゃなく実際のお店だとトイザらスが「9」を使うことが多く、
2599円
3499円
など最後「9円」にすることが多いんですよね。
このトイザらスのやり方を真似しているという人もいるでしょうし、ゾロ目にしたほうが売れるからゾロ目にしているという人もいるでしょう。
なぜ、ゾロ目の金額にすると売れるようになるのか? その理由をご紹介します。
ゾロ目価格とは?よく見る「1111円」「888円」の正体
どこまでゾロ目にするか?というのは出品者によって異なりますが、少なくとも下2桁はゾロ目にしている人が多いです。
2599円
1666円
など。
一見するとキリがよくないし気持ち悪いって人もいると思います。実はそれが狙いで、「ユーザーの目に留まりやすい」というのがあります。
キリが良いと見慣れすぎていて、素通りしてしまうんですよね。
そこでキリ悪くゾロ目にすることで、見てもらうという狙いがあります。
見た目のインパクトで注目される理由
ゾロ目はパッと見てインパクトがありますよね?
検索一覧やおすすめ表示で他の出品と並んだときに「なんだか目に入る」「印象に残る」と感じたことがある方も多いはず。
普通じゃないので、「気持ち悪さ」がありますし、それが印象に残ります。
良い印象よりも悪い印象のほうが心に残りやすいですからね。良いことたくさん言われても覚えていないけど、悪いこと1つ言われたら覚えているみたいな。
ちょっとした不快感が目立つようになりますし、なんとなく気になってしまいます。
「縁起が良い」とされる数字の意味とは
9のゾロ目にすることで安く見せる以外にも、縁起の良い数字を並べるというのもあります。
たとえば…
- 777円:ラッキーセブン
- 888円:末広がり
- 555円:ゴロが良くて覚えやすい
こういった“ポジティブなイメージ”を与える数字をあえて使うことで、購入意欲を刺激している人もいます。
値下げした感を演出するためのテクニック
売れないときにゾロ目にして値下げをすることで、値下げ感を演出することもできます。
たとえば、元々1200円で売っていた商品を1111円に変更すると、単純に100円引きではなく、「演出された値下げ感」が加わることで印象が変わります。
1200円から1100円になったとしても、そんなに気づかないんですよね。ちょっとでも安くならないかな?とチェックしている人なら、すぐ気づくでしょうがそうでもなければ気づきません。
しかし、1200円から1111円になるとイヤでも目に入りますし、「あ、安くなった」と気づきやすくなります。
特にいいねが多くて売れない商品はこういった価格戦略を取ることで、金額を目立たせることができます。
セール感を出して購入意欲を引き出す
ゾロ目価格はどこか「キャンペーン価格」「限定価格」のようにも見えます。
「今だけ感」や「特別感」があることで、欲しい人も「買うなら今かな」と背中を押すことで、購入のための一押しをすることができます。
「限定」に弱い人は多いですし、「今買わないと高くなる」と思わせられれば、購入につながります。
ライバル商品との差別化にも効果あり
特に同じ商品が多く出品していて、ライバルの多い商品にゾロ目の金額にするのが効果的です。
同じ商品が1000円とか1200円とかで並ぶ中で、ひとつだけ「999円」「1111円」になっていたら?
それだけで目に留まりますし、印象に残りますよね。
なので、商品が多い中でも目立ちますし、商品を見てもらいやすくなります。
商品自体に大きな違いがなくても、価格の見せ方ひとつでクリック率が変わる可能性があります。
ゾロ目価格の注意点とやりすぎリスク
ゾロ目は人の目を引いて注目を集められる効果的な方法なんですが、何でもゾロ目にすれば売れるのか?というとそんなこともありません。
ゾロ目にしないほうが良い商品やゾロ目にばかりしていると起こるリスクをご紹介します。
- 高額商品だと逆にチープに見える
- ゾロ目ばかりだと“遊び感”が強すぎる
- 市場相場から外れすぎると売れにくくなる
特に高額商品はゾロ目にするのはやめたほうが良いでしょう。
ルイ・ヴィトンの財布が29999円とか33333円とかで売られていたら、なんかイヤじゃないですか?
高級感が失われてしまうので、高額な商品に関してはゾロ目にしないほうが良いです。
また、全ての商品をゾロ目で出品するというのも考えもの。
ちょっと遊び感が強くなって、バカにされている感じもするので、たまにゾロ目にするぐらいがおすすめです。
「少し遊び心を入れる」くらいがベストな使い方です。
まとめ:数字の力を活かして、売れる価格設定を!
ゾロ目価格は、ちょっとした工夫で視認性を高め、購入意欲を引き出すテクニックです。
特にライバルの多い商品ジャンルでは、効果的に使えば目立つチャンスにもなります。
ただし使いすぎは逆効果になることもあります。場面を選びつつ、ここぞというときに使ってみてください。
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