メルカリでよく見かける「フォロー割」。
フォロワーを増やしつつ購入につなげられる便利な工夫ですが、中には「割引をしたのに他の人に横取りされた!」というトラブルも発生します。
フォローしてくれた人のために割引をしたのに、それを見た他の人が買っていってしまったってことですね。
メルカリには他の人の購入を制限する機能はありませんので、買おうと思えば誰でも買えるようになっています。
オークションのときだけ落札から24時間はその人しか購入できなくなりますが、それ以外で出品者側から購入を制限することはできません。
なので、横取りが起きてしまうリスクを0にすることはできないんですよね。
それでも横取りのリスクを減らす方法はありますし、出品者が知っておきたい横取りの原因と対処法を解説します。
フォロー割とは?仕組みとメリットをおさらい
フォロー割は購入希望者がフォローしてくれたときに、出品者が「○%引きします」「100円引きします」といった形で割引するサービスのことです。
プロフィールや商品の説明にフォロー割のことを書いておくことで、割引を求めてフォローしてくれます。
フォローしてくれた人に対象の商品の値段を下げて、買ってもらうという流れです。
購入者にとっては少しお得に買えるメリットがあり、出品者にとってはフォロワーを増やすきっかけになります。
なぜ横取りトラブルが起きるのか?
フォロー割を行う場合、コメント欄で「値下げお願いします」「フォローしました」などのやり取りをしてから価格を変更する流れが一般的です。
出品者としてはフォローされたことを確認した上で、値段を変更してコメントでお知らせをして買ってもらいます。
しかし、値下げをした瞬間に希望者ではない第三者が購入してしまうことがあります。
これが「横取りトラブル」です。
出品者ができる予防策とは
横取り防止のためには以下の工夫が効果的です。
- フォロー割を希望者に提供するときは必ず専用出品にする
- 変更後、横取りリスクからすぐに購入するよう促す
- 値下げ依頼に即応せず、準備を整えてから変更する
これらを徹底することで横取りリスクを減らせます。
フォロー割専用ページに変更する
他の人の購入を抑制するためには、専用ページに変更しましょう。
やり方は簡単。最初に「◯◯様」とハンドルネームを加えるだけ。
ハンドルネームを加えたからと言って、「他の人が買えない」というわけではないので、購入すること自体は可能です。
ただ、メルカリをやっている人は「他の人専用なんだな」っていうのが伝わりますし、買わなくなる可能性が高くなります。
横取りの抑止はできるということですね。
即購入を促す
横取りをなくすためには、「すぐに買ってもらう」しかありません。
なので、値下げ後すぐに購入してもらうようにコメントで促しましょう。
コメント例文:
フォローありがとうございます。値下げ致しましたので、ご購入ください。他の人が購入してしまう可能性もあるので、お早めにお願いいたします。
準備を整えてから変更する
横取りされてしまうのは、値下げ直後です。
なので、フォローされたらすぐに値下げをするのではなく、しっかり準備をしてから値段を変更するようにしましょう。
具体的には、
- 商品名にハンドルネームをつけて専用出品にする
- 値下げ後のコメント文を用意しておく
この2つは行ってから、値下げを行うのがおすすめです。
横取りされてしまった時の対応法
もし横取りされても、メルカリの規約上「購入者が優先」ですのでキャンセルは難しいです。
なので、その購入者と取引を進めましょう。「フォロー割なのに横取りした」と文句を言って商品を送らない場合、運営に報告されたときに負けてしまいます。
出品者としては、フォローしてもらうことも大事ですが、一番は「商品が売れること」です。
買ってくれるのであれば誰でも良いし、利益になれば良いと考えるほうが良いと思います。
出品者にとってストレスを減らす工夫
どれだけ対策をしたとしても、横取りトラブルは避けられない部分もあります。
「横取りされても仕方ない」と割り切るのも一つの方法ですし、最初からフォロー割を導入せずに「即購入のみOK」とルールを統一する出品者も増えています。
また、フォロー割をやっている人でも「専用出品しないから値下げをしたらすぐに買ってね」という人もいます。
他の人が買ったら、その人と取引をするってことですね。
どうせ横取りリスクをゼロにできないなら、最初から横取りOKのスタイルでやるのもアリです。
自分のストレスが減る運用方法を見つけることが、長く続けるためのポイントです。
まとめ
フォロー割は購入者に喜ばれる仕組みですが、「横取り」という落とし穴があります。
専用ページを活用したり、値下げ後にすぐ購入してもらうように促すことでトラブルを減らせます。
万が一横取りされても、規約上は購入者が優先なので冷静に対応しましょう。
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