メルカリで規約の改定が行われて、「事業者による登録の禁止」が追加されました。
3. 事業者による登録の禁止 弊社が指定した法人以外の事業者はユーザー登録及び本サービスの利用はできないものとします。当該事業者はメルカリShops加盟店規約へ同意の上、メルカリShopsの登録の申し込みを行ってください。出典 メルカリ利用規約 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
メルカリは「個人取引の場」ということになっていますが、事業者もメルカリを利用しているため、事業者はメルカリShopsを利用してもらいメルカリは「個人のみ」という棲み分けを図るもの。
ここで問題になってくるのが、
- 「不用品を売っているだけなのに、事業者扱いされない?」
- 「大量出品したら凍結されそうで不安…」
- 「営利目的ってどこまでがNGなの?」
といった個人で利用しているだけなのにも関わらず、「事業者とみなされないか?」という点。
結論からいえば、 ふつうに自宅の不用品を売っているだけで停止される可能性はほぼゼロ です。
たとえ一度に多くの出品を行ったとしても、家の整理をして出てきたものを一気に売るのはなんらおかしくないですし、「個人の範ちゅう」です。
ただし、知らない間に「営利目的に見える行動」をしてしまうと誤解されやすいのも事実。
この記事では、安心して出品するために、メルカリの“安全ライン”をわかりやすく整理します。
規約改定で何が変わった?「営利目的」とはどういうこと?
メルカリは以前から、
メルカリは「個人間取引」を前提としたフリマアプリ
と明記しており、転売や仕入れ販売などの営利目的の利用は控えるように書かれています。
メルカリでは事業者による利用を想定していないため、個人としてご利用いただきますようお願いいたします。出典 古物商許可について – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
規約改定で明確になったのは、
- 事業者が一般ユーザーとしてアカウント登録すること
- 営利を目的とした継続的な販売行為
がより厳しく取り締まられる点です。
とはいえ、家の片付けで出てきた不用品を売って、営利目的とはみなされません。
これは当初のメルカリの目的通りの「個人として」の利用になります。
「営利目的」というと「稼ぐ行為」全部そうなんじゃないか?と思われるかもしれませんが、稼いでいるかどうかはあまり関係ありません。
それだとメルカリを使うこと自体が「事業」ってことになってしまうので、そうではなく「継続性」が大事になってきます。ずっと同じものを売っているとなると疑われますが、いらなくなったものを売るぐらいであれば「事業」ではなく「個人の利用」ということになります。
不用品出品は原則OK!想定されている“普通の利用範囲”
メルカリはどんな利用を「普通の個人利用」と考えているのでしょうか?
● 家庭内の不用品を売る
例:洋服、使わなくなった家電、化粧品のストック、生活雑貨など
● 引っ越し・断捨離でのまとめ売り
例:本のまとめ売り、趣味グッズの整理
● 購入後ほとんど使わなかった品
例:サイズが合わなかった服、合わなかった美容グッズ
これらは一般的な「生活の延長」であり、事業者扱いされることはありません。
たくさん売るかどうかも関係ありません。ただ、あまりに多く出品すると「警告が出る」という話しもあるので、あまりにたくさん出すのは危険かもしれません。
ボクは10品ぐらい出していますが、それぐらいであれば何か言われたことはないです。
200個300個とかになってくると警告が来る可能性もありますが、基本的には大丈夫です。
どこから「事業者」とみなされる?判断ポイントを噛み砕いて解説
メルカリが事業者と判断するポイントは、大きく分けて次の3つです。
① 仕入れ → 販売を繰り返しているかどうか
同じジャンルの商品を明らかに仕入れて販売している場合。
例:新品家電を何十個も販売、ゲームの新品を大量出品 など。
② 同じ商品を繰り返し大量に販売しているか
同一商品を何度も出す場合は「仕入れ販売では?」と疑われやすい。
③ 出品数・販売ペースが明らかに“商売レベル”か
一般ユーザーの出品リズムとはかけ離れた大量出品や短期間での回転。
こういったものは事業者とみなされてメルカリで出品していると規約違反になる可能性が高いです。同じジャンルのものを継続的に何度も出品すると事業者と思われやすいです。
同じジャンルのものでも継続性がなかったり、断続的に出品している場合は個人での出品になります。
たとえゲームを何度も出品していたとしても、「ゲームを遊び終わって売る」のは普通のことですし、ゲームショップに売りにいくか?メルカリで自分で売るか?の違いでしかありません。
ゲームだけ売っていたとしても「遊ぶ期間」があれば問題ないということですね。
不用品でも“誤解されやすい”NGパターン
実は、不用品出品だけでも「営利目的?」と誤解されやすいケースがあります。
① 同じブランドの商品ばかり大量に出す
例:あるブランドの新品洋服50点
→ コレクターなら説明文に「まとめて処分」「大量にいただき物」など書くと誤解を避けやすい。
② 新品未使用が多すぎる
不用品とはいえ、全部新品だと「仕入れ?」と思われることも。
③ 在庫写真のような撮影
背景が同じ・整然と並べると店舗感が出てしまう。
誤解を避けるためには、自然な生活環境での撮影や家庭内の不用品であることを説明欄でふれましょう。
お店感があると事業と疑われる可能性もあります。色々売っている中でのブランド品とか新品だけ売るんじゃなく、使ったものも売りつつたまに新品も出品するぐらいであれば、個人の範囲内になります。
安全に売るためのチェックリスト(これはやってOK/NG)
✔ やってOK
- 家庭内の不用品を普通のペースで出品
- いただき物・景品の出品
- ハンドメイド作品(自身の創作物)
- コレクション整理のまとめ販売
✖ やるとNGになりやすい
- 仕入れ商品を継続的に販売
- 同じアイテムの新品販売を繰り返す
- 業者のような商品撮影・同梱物
不用品なら堂々と出して問題ありません。たとえ量が多かったとしても、それだけで事業とみなされることはありません。
それよりも継続的だったり、新品を明らかに売る目的で仕入れている場合は事業と思われるので、注意が必要です。
不安な人が今すぐできる安心対策
● プロっぽい写真にしない
地面に大量陳列/倉庫での写真は避ける。
● 説明文に“家庭内の整理”であることを軽く書いておく
例:「引っ越し準備で整理中のためお譲りします。」
● 新品はまとめて出さない
未使用品が多い場合は理由を書くと誤解されにくい。
「業者っぽいな」と自分で感じたら、しっかり理由を書いておくのが良いでしょう。そうすることで、通報されるリスクを減らせます。
通報から凍結されるおそれもあるので、そこのリスクを減らすことも大事です。
まとめ:不用品なら心配しなくてOK。誤解されるポイントだけ避けよう
メルカリは基本的に「個人がフリマ感覚で不用品を売る」ことを想定しています。その範囲であれば、営利目的NGの対象にはなりません。
大事なのは、
- 仕入れ販売に見える行動をしない
- 大量の新品を出さない
- コレクションや断捨離であることを示す
というシンプルなポイントだけ。
これを守っておけば「事業者」として凍結されることは ほぼありません。
事業者以外にも出品してはいけないものを出品したり他の規約もありますので、そういったことも守っていれば大丈夫です。
メルカリとしてもみんな凍結して取引が少なくなってしまったら、利益が減ってしまいますからね。
ある程度は許容してくれますし、規約を破ったからと一回で凍結になることはほとんどないです。





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