ゲームボーイの中古ソフトを探していると、「ペンタドラゴンとかいうゲーム、高すぎない?」と感じた人は多いはずです。
発売からかなり年数が経っているにもかかわらず、ペンタドラゴンは今でも数万円クラスで取引されることがある、ゲームボーイ屈指のレアソフトとして知られています。
なぜここまで価格が高騰したのか?
その理由を当時の背景や現在の市場状況から整理していきます。
要因① 流通数が極端に少ないゲームボーイソフトだから
ペンタドラゴンが高い最大の理由は、そもそも市場に出回っている数が非常に少ない点です。
当時のゲームボーイソフトは大量生産されるものが多い中、ペンタドラゴンは出荷本数自体が少なかったとされています。
「売れなかった」というのももちろんあるんでしょうけど、そもそも生産数が少ないので流通せずにレアなゲームになっています。
その結果、
- 中古市場にほとんど出ない
- 出てもすぐに売れてしまう
という状況が続き、価格が下がりにくくなっています。
やはり高くなる一番の理由はコレですね。
当時は人気がなくて全然売れずに安売りされてしまうようなゲームでも、後になると手に入りにくくなり数も少ないので価値が高まります。
その結果、レアなゲームとして高騰していきます。
要因② パズルゲームで有名な「やのまん」のゲーム
日本製のジグソーパズルを最初に出した「やまのん」が作ったというのも高騰の1つの要因です。
今でこそジグソーパズルで有名でNHKの探検ファクトリ―にも登場していましたが、ゲーム事業にも参入して何作か出していました。
「うる星やつら」のゲームなんかも手掛けていました。
ただゲームではあまり人気が出ず7年で撤退。
それもプレミア化を後押ししています。
要因③ 正統なシリーズ化が行われなかった
ペンタドラゴンには、「ペンタドラゴン2」といったナンバリングされた正統続編は発売されていません。
続編的な作品としては「トリネア」が存在します。
ストーリーはつながりがあるんですが、なぜか「ペンタドラゴン」という名前で出すことはなく、継続的に展開されたわけではありませんでした。
ゲーム内には「ペンタドラゴン2」の名前が残っているので、おそらくペンタドラゴン2で出そうとしたものの「ペンタドラゴン」が思うように売れなかったということで、名前を変えたんじゃないかと思います。
ペンタドラゴンは、関連作品はありながらもシリーズ化されなかったことで、「原点となる1作」が特に貴重な存在となり、現在の高額化につながった典型的な例と言えるでしょう。
要因④ 内容が独特で「後年評価されるタイプの作品だった」
ペンタドラゴンは、発売当時に大ヒットした作品ではありませんが、後年になって評価されやすい特徴を多く持ったシューティングゲームです。
- 独特な世界観
- キャラクター性の強さ
- アイドル要素を含んだ当時としては珍しい設定
主人公は人間と竜のハーフの竜っ娘という属性で、RPG要素もあるシューティングゲーム。
ジャンルもRPG✕シューティングというニッチなジャンルな上に竜っ娘属性というニッチさで、独特過ぎる世界観とゲーム性に当時はあまり受け入れられませんでした。
今なら竜っ娘も受け入れられるし、シューティングとRPGのかけ合わせも興味を持つ人も出てくるでしょう。
純粋に興味を持ってプレイしたい人もいるでしょうし、そこにレアゲームでコレクションしたい人も狙うでしょうから、価格は上がっていきます。
要因⑤ 箱・説明書付き完品の希少性が非常に高い
ペンタドラゴンは、箱・説明書付きの完品になると価格差が大きく出るソフトです。
ゲームボーイ時代のソフトは、
- 箱が捨てられやすい
- 説明書が残りにくい
という事情があり、完品の流通数はごくわずかです。
特にペンタドラゴンは、もともとの出荷数が少ないうえに、完品で残っている個体がさらに限られます。
そのため、駿河屋やヤフオクなどでも完品は安定して高値が付きやすく、値崩れしにくいという特徴があります。
ペンタドラゴンは今後も高いままなのか?
現状を見る限り、ペンタドラゴンは大きく値下がりする可能性はほぼないと考えて良いでしょう。
- 供給が増える要素がない
- コレクター需要が根強い
- ゲームボーイレトロ市場自体が安定している
これらの理由から、今後も「高いGBソフト」の代表格として扱われ続ける可能性が高いでしょう。
トリネアより初代ペンタドラゴンの方が高い理由
続編として知られる「トリネア」と比べると、中古市場では初代ペンタドラゴンの方が高いです。
この理由の一つがシリーズの“原点”としての価値です。
レトロゲーム市場では、
- 後からシリーズを知った人ほど最初の作品を求める
- 「まずは原点を押さえたい」というコレクター心理
が強く働きます。
さらに、トリネアの方が相対的に流通数が多いのと後年まで存在が知られていたのに対し、ペンタドラゴンは長期間ほとんど語られなかった作品でした。
名前を変えたことで成功したもののペンタドラゴンの存在は知られずに終わってしまったため、余計に価格を押し上げています。
その結果、
- 気づいた時には市場にほとんど残っていない
- 再評価されても供給が増えない
という状態になり、初代ペンタドラゴンの価格だけが一段高い水準で固定されることになています。
まとめ|ペンタドラゴンが高いのは「条件が全部そろったレアソフト」だから
ペンタドラゴンが高額で取引され続けている理由は、一つの要因ではなく、複数の条件が重なった結果です。
- もともとの流通数が非常に少ない
- 続編の「トリネア」の存在で再評価された
- 正統なシリーズ化が行われず、供給が増えなかった
- 内容が独特で後年評価されやすいタイプの作品だった
- 箱・説明書付き完品の希少性が極端に高い
これらが組み合わさることで、ペンタドラゴンはゲームボーイ屈指のレアソフトという立ち位置を確立しています。
特に、トリネアが存在するにも関わらず「原点である初代ペンタドラゴン」の価値が集中している点は、レトロゲーム市場ならではの特徴と言えるでしょう。
今から買う・売るならどうする?
もし購入を検討している場合は、状態と付属品の有無を重視するのがおすすめです。
- ソフトのみでも十分レア
- 箱・説明書付きは将来的な価値が落ちにくい
ただし、海外製の偽物も出回っています。
メルカリやヤフオクでは「海外製です」と書かれているものもあるので、そういったものには手を出さないようにしましょう。
一方、売却を考えているなら、需要が安定している今のうちに相場をチェックしておく価値はあります。
ペンタドラゴンは「一時的に高い」のではなく、長期的に価値が保たれやすいタイプのレトロゲームです。
押し入れや実家から出てきた場合は、安易に手放さず一度しっかり相場を確認してみるといいでしょう。





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