「壊れていると書いたのにクレームが来た…」
「ジャンクって書いたのに返品を求められた…」
メルカリで“ジャンク品”を出品した経験のある方なら、こんなトラブルに遭ったこともあるのではないでしょうか?
ジャンク品のトラブルもかなり多くて、Xを見ていると問題になっていることも多いです。
トラブルは遭わないに越したことはないですし、未然に防げるのであれば防ぐべきでしょう。
そこで、ジャンク品を売る際にトラブルにならないための予防策と実際にトラブルに巻き込まれてしまったときの対策についてお伝えします。
ジャンク品を売るときやジャンク品を売ってトラブルになった際の参考にしてもらえれば幸いです。
ジャンク品とは?メルカリでの定義と扱い方
「ジャンク品」とは基本的に動作しない、部品取り用、修理が必要な商品など通常の使用が難しい状態の物を指します。
ただ、動くかどうか分からないものを「ジャンク品」として出品している人も多く、ジャンク品でも正常に起動するものもあります。
なので、「ジャンク品でも動くものだ」と思って買う人もいるんですよね。
それがジャンク品でトラブルになる主な原因です。「動くものだ」と思って買っているわけですから、動かなかったらクレームを言いに来ますよね。
言わば、買ったほうからしたら正常に動く普通の中古品を買ったと思っているので、動かなければ文句を言いたくなるもの。
しかも厄介なことにメルカリは「現状渡し」や「ノークレーム・ノーリターン」といった表現はガイドライン上NGですからね。クレームを言われたら対応しないといけませんし、状況によっては返品対応まで迫られます。
とはいえ、状態を明確にすればジャンク品の出品は問題ありません。ただし、購入者が誤解しないようにする配慮が必須です。
クレームが来た!実際にあった事例と対応方法
幸いなことにボクは今のところクレームが来たことはなく、良いお客様ばかりで恵まれています。ただ、Xを見てみるとトラブルに遭っている人もそれなりに見かけます。
ちなみに結末。
自分が折れました。メルカリからの返答は以下です。
出品したパソコンは10年以上前のもので価格も2千円、着払いで返送されても使わないし、送料で下手したらマイナスになる。
めんどくさいので 購入者に以下の文言を送ってキャンセルしました。 pic.twitter.com/dW0FOtM5fh— TAKI (@taki_pc_1115) December 28, 2023
詳細に書かれていたのがこちら。
「ジャンク」としてパソコンを売ったら、「反応しない」とクレームが来てトラブルに。
運営に言っても「正確な説明を行わない」という迷惑行為があるとのことで、キャンセルを迫られたと。
→仕方なくキャンセルに応じた。
という結末になったようです。
「ジャンク」だけだと「動くんじゃないか?」と期待をして買う人もいて、トラブルになってしまうようです。
なので、動かない場合は「動きません」と明確に書かないとトラブルになるケースがあります。
「動作未確認」では通じない?誤解を招く表現に注意
じゃあ、「動作未確認」はどうなのか? ということなんですが、これまた難しい問題です。
購入者によってはジャンクと同様に「動く可能性もある」と期待してしまいます。そういう人が買うとトラブルになりやすいです。
運営に相談しても、先ほどのように「正確な説明」を行っていないと言われることも考えられます。
そのため、次のように明確に記載することが推奨されます。
例文:
「通電確認できていないため、完全に動かない可能性があります。ジャンク品としてご理解のある方のみご購入ください。」
ここまでハッキリ書かないといけないのか?というのもありますが、トラブルに巻き込まれないためには書くべきでしょう。
商品説明に書くべき3つのポイント
ジャンク品を出品する際は、以下の3点を明記しましょう。
- 状態の詳細(壊れている・通電しない・破損あり など)
- 動作確認の有無と結果
- 使用目的(部品取りや修理前提)であること
例えば、プレイステーション2の本体でジャンク品の場合は、
プレイステーション2 本体(SCPH-〇〇〇〇) ※ジャンク品
【商品の状態】
通電は確認できましたが、ディスクを読み込みませんでした。音も異音があり、動作に大きな問題があります。外装にキズ・汚れがあります。内蔵電池の状態は不明です。
【注意点】
動作保証はできません。修理や部品取りを目的とした方のみご購入をお願いいたします。状態にご理解いただける方のご購入をお願いします。
といった感じになります。
ジャンクとはいえ、できるだけチェックはしたほうが良いですし、分かることは書くようにしましょう。
丁寧に書くことで、購入者の誤解を減らし、トラブル回避につながります。
購入者とのやりとりで心がけたいこと
コメント欄や取引メッセージで購入者から質問が来た場合、正直かつ簡潔に回答することが大切です。
また、質問がない場合でも購入後の取引メッセージで一言、「ジャンク品であること、再度ご確認ください」と添えるのもおすすめです。
「見落としていた」とか言って、クレームを言われたら たまったもんじゃないですからね。
さすがに説明文を見落としていて、運営に相談しても対応してくれないってことはないでしょうし、大丈夫だとは思います。
ただ、そのやり取りが面倒であれば先に言っておいたほうが良いです。
トラブル防止に有効な発送前チェックリスト
発送前にも確認しておきたいポイントがあります。
✅汚れや破損箇所の再チェック
✅商品説明に書いた内容と実物が一致しているか確認
✅プチプチなどでのしっかりした梱包(壊れていても配送中の破損はNG)
✅同梱物(説明書・付属品など)の有無
「説明と違う」と言われないための最終チェックを忘れずに。
クレーム対応後、評価を下げないためのコツ
もしクレームが来てしまった場合、焦らず丁寧に対応することが評価を守るポイントです。
- 感情的にならず冷静に事実を伝える
- 必要に応じて事務局に相談する
- 「今後の参考にさせていただきます」といった前向きな姿勢を見せる
購入者に誠意が伝われば、最悪の評価は回避できるケースもあります。
まとめ
「ジャンク品」と書いておけばOKってことはありません。
むしろ、購入者の理解度や期待値がバラバラだからこそ、出品者側の丁寧な情報提供と対応がカギとなります。
メルカリも「商品について正確な説明を行わない迷惑行為」と言っているので、状態を正確に書くことが求められます。
トラブルを防ぎ、気持ちの良い取引を続けるためにも、ジャンク品は説明にかかっていると思って良いでしょう。
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