メルカリでフィギュアも結構売れるので、売る人も多いんじゃないかなと思います。最初は良くても増えていくとだんだんかさばってきますからね。
かと言って、捨ててしまうのはもったいないし、お金になって誰かがまた飾ってくれるのであれば そっちのほうが断然良いですよね。
ただ問題は、値段をちゃんと設定しないと手数料と送料を引かれたら赤字になってしまうことも…
そうならないための対策をお伝えします。
なぜフィギュア販売で赤字になるのか？
メルカリでフィギュアを売る際、赤字になる主な原因は以下のとおりです。
- 送料込み価格で出品している
- 梱包サイズが思ったより大きくなった
- 利益計算をしていなかった
- 梱包資材のコストを見落としていた
基本的には送料で赤字になることが多いですが、それ以外でも梱包も資材のことを考えていないと赤字になってしまいます。メルカリ上では黒字でもトータルで考えると赤字ってこともありますので注意が必要です。
送料込み価格の落とし穴
メルカリでは送料込みで売ることが多いですし、送料込みが悪いってことはありません。ありませんが、「送料込み」ですので、送料を含めた値段設定をしないと赤字になってしまいます。
例えば６０サイズのらくらくメルカリ便は７５０円かかります。
そこに販売手数料１０％かかりますので、８４０円以上で売らないと赤字です。
梱包資材のことも考えたら、１５００円以上で売るべきでしょう。１５００円でメルカリ上は６００円の利益となります。
梱包資材やコンビニなどに持っていくことを考えれば、とんとんぐらいな感じです。
それでトントンぐらいですので、利益を出すなら２０００円以上で売りたいところです。
送料赤字だとどうなるの？
送料は売上の中から販売手数料と一緒に引かれて、残りが入ってくる仕組みになっています。
なので、売上より送料のほうが高いと支払うことができないんですが、その分はメルカリで負担してくれます。
当然、利益が入ってくることはなく０です。
送料のほうが高くてマイナスになってしまったとしても、支払う必要はないので、その点は安心です。
ただ、あまりに悪質だとペナルティを受けることもあるので、注意したほうが良いです。
基本的には赤字を出さないようにしましょう。
実際の送料と想定のズレ
「フィギュア小さいし、送料安いはず！」と思っていたら、梱包したら予想以上にかさばったというのはよくある話です。
とくに、
- 台座付き
- 外箱あり
- 壊れやすいので緩衝材たっぷり使用
などで60サイズ→80サイズへサイズアップしてしまうことがあります。
フィギュア自体はそうでもなくても、箱が大きいことも多々あるんですよね。それを壊れないようにしっかり梱包して送ろうとするとサイズが大きくなってしまうことも…
なので、梱包後にどれぐらいのサイズになるのか？というのはしっかり考えておく必要があります。
梱包サイズで送料が激変する！
メルカリ便の送料は**「梱包後のサイズ」で決まります**。たとえ中身が軽くても、サイズが大きければ送料が高くなります。
| サイズ | ゆうゆうメルカリ便 | らくらくメルカリ便 |
|---|---|---|
| 60サイズ | 750円 | 750円 |
| 80サイズ | 870円 | 850円 |
| 100サイズ | 1,070円 | 1,050円 |
６０サイズは同じ送料なんですが、それ以降は ゆうゆうメルカリ便のほうが若干高めです。「２０円ぐらい変わらない」という場合、どちらで送っても構いませんが、気になる場合は らくらくメルカリ便を利用するほうが良いでしょう。
いずれにしても、サイズに応じて１００円・２００円と高くなっていきますので、どれぐらいのサイズで送れるのか？というのを知っておく必要があります。
それに応じて値段設定も行うようにしましょう。
匿名配送の安心とコストのバランス
送料を抑えたい場合は、ゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便の匿名配送を使わずに定形外郵便やレターパックなどを使うのもおすすめです。
特に小さいものはこちらのほうが安く送れます。ネコポスだと入り切らないけど、宅配便ほど大きくもない…という場合は、メルカリ便以外の送り方を考えてみるのも良いでしょう。
ただし、
- 住所を伝える必要がある
- 補償がない
- 追跡ができない
などのリスクもあります。
どちらが良いとは言えないんですが、１つの選択肢として持っておくのも悪くはないです。
赤字を防ぐための価格設定術
価格設定のときは、以下の式で利益を試算するのがポイントです。
販売価格 × 0.9（メルカリ手数料10％を差し引く）− 送料 − 梱包資材代 = 利益
例えば：
- 販売価格：2,000円
- 手数料：200円
- 送料（80サイズ）：850円
- 梱包材：100円
→ 利益は 850円 になります。
この計算を出品前にしておくだけで、赤字を防げます。
利益を出すための工夫
「送料込み」で売りたいけど利益も確保したい！という場合は、次の工夫をしてみましょう。
- 箱なし出品でサイズを小さくする
- まとめ売りで送料効率を上げる
- 梱包は軽量・コンパクトを意識
- 一定金額以上でないと出品しないマイルールを作る
フィギュアを出品している人の中には、「箱は処分します」と説明文に書いてフィギュアだけで売っている人もいます。
箱ありの場合はプラス５００円など書いておくことで、箱も欲しい人はコメントで言ってくれるでしょうし、選択肢を用意しておくのも良いですよ。
また小さめのフィギュアが何個かある場合は、まとめ売りすることで送料を抑えることができます。
そういった工夫をすることで、送料込みでも利益を出すことができます。
まとめ
メルカリでフィギュアを売るとき、送料の見落としが赤字の原因になります。
価格設定・梱包・発送方法などをしっかり見直すことで、赤字を回避しつつ、安心して販売を続けることが可能です。
出品前には、必ず「利益試算」をしてから価格を決めることを習慣にしましょう！
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