メルカリにはハートマークがついた「いいね」という機能がついています。「いいね」を押すと出品者にも伝わり、「欲しい人がいるんだな」っていう目安になります。
「いいね」を押した購入希望者側からすると値下げやコメントなどその商品に新たな情報が加わったときに通知が行きます。
基本的には欲しい人が多いという指標になりますし、「いいね」をしてくれるのはありがたいことなんですが…
いくら「いいね」が多くても買う人が現れないとなると考えもの。
出品者としては見世物じゃないんですし、「いいね」を押す人じゃなくて「買い手」が来て欲しいわけです。
コメントでもしてくれるのであれば、それを読んでどうするか?判断できますが、コメントもないとなると、どうして良いか分からないですし、売れるのかどうか不安になってきます。
この「いいね」はたくさん来るのに売れないという現象。
この原因が分かれば、「またいいねだけ来て売れないよ」とカリカリすることもなければ、「いいねされたから値上げしよ」とか本末転倒なことをしなくて良くなります。
「いいね」されること自体は良いことですからね。それだけ注目されていて欲しい人がいるってことですし。
「いいね」をうまく活用することで、心地よく取引できるようになりますよ。
基本的に「いいね」が多いのに売れない原因は主に3つあると考えていて、売れるようにするための対策は4つあります。
ぜひこれらを試してみてください。
3つの原因
まずは原因からですが、
- 値段が気になる
- 他の商品とどちらが良いか?検討している
- ブックマークしている
この3つが「いいね」をする主な理由だと思います。
値段
購入するかどうするかで一番迷うのが値段でしょう。欲しいけど思っているより値段が高いという場合「いいね」をすることで、価格が下がったときに通知が来ます。その安くなるときを狙って「いいね」をしているという可能性があります。
比較検討用
他に欲しい商品があったり同じものでどちらが良いか?比較検討するために「いいね」を押している可能性もあります。
予算も限られているでしょうから、全く別のものであっても、どちらがより欲しいか?検討するために「いいね」をして比べることも考えられます。
もちろん、同じもので比較検討することもあります。ボク自身、この目的で「いいね」をしたことがあります。PS2のコントローラーが壊れてしまって、良いものを探しているときに「いいね」を押して比較していました。
精密機器とか壊れやすいものは特に比較検討することが多いんじゃないかなと思います。
ブックマーク
後は単純にブックマークの代わりですね。昔で言う「お気に入り」機能ですね。いいねを押しておけばメルカリのトップページに表示されるので、すぐに見ることができます。
「今ちょっと見れなくて後で詳しくみたいとき」とか「詳細が気になるとき」とかに「いいね」を押して、後で見ようとしている場合もあります。
そのほかにも、今は手持ちがなくて「給料が入ったら」とか「ポイントが入ったら」買おうと考えている可能性もあります。
メルカリは結構ポイントを配っていますからね。手に入るアテがあって、取りあえず「いいねだけしておこう」という人もいるでしょう。
主に考えられるのはこの3つだと思います。
メルカリでキャンペーンとかやっていて、「いいね」をするとポイントがもらえるとかだと「いいね」がメッチャ増えるってこともあります。
実際そのキャンペーン中にドドドッといいねが増えたことがありますし。
なので、メルカリのキャンペーンを確認してみるのも良いかもしれません。
4つの対策
原因を見てきたところで、次は対策ですね。原因が分かれば、方向性もなんとなく見えてきたんじゃないかな?と思います。
4つ対策がありますので、一番効果がありそうなものを試してみてください。
- 値下げ
- 値段をつけない
- 商品の詳細を伝える
- コメントを求める
値下げ
値段が気になって買うかどうしようか迷っている人には、値下げをするのが効果てきめんでしょう。
中には「コメントしてくれたら値下げします」という出品者を見かけますが、あれは意味がないと思っています。
買い手としては「だったら最初からその値段で売れ」って話ですので。
「なんでわざわざコメントしなきゃいけないんだ?」って話ですし、コメントして返信を待って価格が変わるの待って…とかやってられないですからね。
買うって決めたらすぐに買いたいので、すぐに買えなきゃ逃げられます。買う側だってそんなにヒマじゃないですからね。
自分が思う最低ラインがあるのであれば、その値段で売ったほうが手っ取り早いです。
100円ずつちまちま下げて…とかもやらずに、その値段にしましょう。
「100円ずつ下げることでメルカリのトップに表示されるから売れやすくなる」というテクを話す人もいますが、「いいね」が多くて多くの人が興味を持っている時点で、それは意味がありません。
100円ずつ下げていたら、「もっと下がんないかな?」と思われるだけなので、下げるなら一気に下げちゃったほうが良いです。
値段をつけない
メルカリには値段をつけずに購入者に希望を聞くという方法があります。
販売価格のところに「価格を設定しない」のスイッチをオンにして青くすれば価格を入れないで出品することができます。
こうすると???で出品されて、購入者が希望額を提示して出品者がその価格に納得すれば、その価格で売ることになります。
それでも買うっていう意思表示ではないので、まだ売れると決定したわけではありません。
値段を出してから、また購入するかどうかになりますので、結構手間なんですよね。
しかも、一度出品したものは「価格を設定しない」はできない仕様になっています。
メルカリから「価格なしにして、価格調査してみましょう。」という通知が来たときのみ、できます。
結構時間もシビアなようで、3時間だともうできなくなっていましたw
なので、「価格を設定しない」にする場合は新たに出品し直して、価格を決めないで出すのが良いと思います。
詳細を伝える
「値段」ではなく商品を比較検討している場合は、検討材料を増やしてあげて、「こっちのほうが良いよ」ってことを伝えてあげる必要があります。
そのためには詳細をしっかり伝える必要があります。商品の説明にしっかり書いたり、商品画像を増やしたりなどして、情報を増やしましょう。
例えばゲームのコントローラーであれば、しっかり動いてもらわないと困るわけで、「動作未確認」だと他のものを探します。
なので、そういう場合は動作確認してゲームができることを確認してから売ったほうが良いです。もちろん、本体がなければ確認できないので仕方ないんですが、売れにくくはなってしまうことを覚悟しておいたほうが良いです。
コメントを求める
値段で買わないという人は「コメントするのが面倒くさい」という人もいれば、「そんな卑しい人に思われたくない」というプライドがある人もいるでしょうし、コメントをしないという人もいます。
ただ他のものと比較検討している場合はコメントをしてくれる可能性が高いです。
とはいえ、情報が少なくて聞くことが多すぎる場合は面倒なのでコメントももらえません。できる限り情報を書いた上で、「知りたいことがあれば、お気軽にコメントください」と書いておけば、買いたい人がコメントをくれる可能性があります。
商品を吟味して自分の求めているものを探している場合は「コメントするのが面倒くさい」とは思いません。
面倒くさい場合、検討なんかしませんし欲しい物をパッと買っていきますからね。
検討している時点で、コメントよりも面倒くさいことをしているので、コメントをすることが苦じゃなくなります。
だから、検討している人はコメントをしてくれやすいですし、求めている答えが返ってきたら買ってくます。
そういう人には誠実に答えてあげるべきですし、できるだけ早くコメントを返してあげたほうが良いです。そのほうが購う側としても嬉しいですし、信頼してもらえます。購入者にとって検討しているものが同価値だった場合、誠実で信頼できるほうから買いますからね。
コメントが返ってくるのが遅くて、その返答もあいまいだったりしたら信用できないですからね。
梱包だって、どうなるか?分かりませんし不審になります。
実際、コメントが返ってくるのが遅い人から買ったこともありますが、緩衝材なしで大きなダンボールに入れて着払いで送られてきたこともあります。着払いなのは知っていたので別に良いんですが、わざわざ大きいダンボールに入れて送料を高くされました。
反対にコメントが早くて誠実な人は梱包もしっかりしていました。
コメント1つでも人柄が出ます。
購入者も当然そういうところも見ますので、コメントは早く丁寧に返したほうが良いです。
再出品は効果があるの?
中には「いいね」が多いモノを一度消して再出品したら売れたという方もいらっしゃいます。
だから、「いいねが多いと売れにくくなる」と言うんですが、果たして本当にそうなのかどうかは怪しいです。
別にいいねが多くてもそのまま置いといて売れたこともありますし、再出品したから売れたっていうのはあんまり感じたことがないです。
たまたま欲しい人が来てそのまま売れただけで、それが「再出品したから」と結びついているんじゃないかな?という気がします。
結局は買う人が来てくれるかどうか?ですからね。
いいねが多いか売れないとかは関係ないんじゃないかなと思っています。
いいねがいっぱい来るような商品であれば、それだけ注目されていて欲しい人が多いってことですし、タイミングさえ合えば買ってもらえると思います。
その「タイミング」が再出品したときと重なっただけなんじゃないかって気がします。
もちろん再出品したほうが売れるっていうのであればやるべきだと思いますが、まずは上の4つを試してからでも良いじゃないかなと思います。
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