メルカリでもオークションができるようになり、出品の幅が広がりました。
価格を決めるのが面倒だったり、いくらで売れるか分からないときにオークションが便利なんですよね。
「最低でもこれぐらいで売れれば良いや」って価格に設定しておいて、吊り上がるのを待っていれば良いだけ、ですからね。
「売れればいくらでも良い」というのであれば、300円の最低価格にすれば良いですし。
ただ、ヤフオクとの大きな違いが「即決価格の設定」。
ヤフオクはオークションの最低価格だけでなく、「この価格で売りたい!」という最高価格の即決も決めることができます。
オークションをしながら、通常の定額出品のようにもできるということですね。
残念ながら、メルカリには即決価格を決めることはできないので、「設定した価格で買ってもらう」ということはできません。
それなら「通常の定額出品してくれ」ってことなんでしょうね。
メルカリの設定としては即決ができなくても、手動の即決は可能です。なので、そのやり方について、ご紹介します。
メルカリオークションでの即決のやり方
即決のやり方は2つあります。
- コメントしてもらう
- 即決価格になったらオークションを終了する
いずれにしても商品の説明に即決価格を書いておきます。
その上で、即決希望者が現れたときにコメントで「即決で買いたいです」などと書いてもらって、その価格に定額出品に変更して買ってもらう方法
と
オークションでその金額に入札してもらって、オークションを終了して買ってもらう方法。
どちらも注意しなければいけない点ありますので、それもお伝えしますね。
コメントで即決交渉を受けるときの注意点
まずは即決希望者にコメントをしてもらって、定額に変更して買ってもらうときの注意点から。
- 入札されると変更できない
- 定額変更後に他の人に購入されるおそれがある
誰も入札していない状態であれば、変更が可能なので定額に変えられるんですが、誰かが入札すると変更はできなくなってしまいます。
また、定額に変更しても他の人が買える状態ですので、コメントをした以外の人が買っていく場合もあります。
「売れれば良い」というのであれば、気にしなくても良いんですが、気になる場合は「◯◯様専用」などと専用出品にしたほうが他の人が買いにくくなります。
即決価格で終了
メルカリのオークションは誰かが入札後に翌日の20時台に終了という流れになっています。
ただ、出品者はすぐにオークションを終了することができ、誰かが入札した段階で購入者を確定させることができます。
その機能を利用することによって、即決価格になった段階で終了し、その人に買ってもらうことも可能です。
これにも注意点はあります。
- オークションの行方を見ている必要がある。
- いきなり終了するとトラブルになることも。
一番大変なのはオークションが始まってから終わるまで見てないといけない点ですね。
即決で終わらす場合、その価格になるのかどうかを見届ける必要がありますからね。かなりアナログ的な手法になるので、そこが面倒。
また、即決価格を見ていないでオークションに参加していた人がいた場合、いきなり終わってしまうと反感を買う可能性もあります。
他の商品でそのことに対してコメントが来て、トラブルに遭う危険性もあります。
商品の説明にしっかり記載しよう
即決価格を決める場合、その金額を記載するとともに「やり方」もしっかり書くようにしましょう。
コメントを求めるのであれば、
「即決希望」とコメントしてください。定額出品に変更しますので、変更後に購入をお願いします。ただし、入札をしてオークションが始まった後は即決対応はできません。
といった感じです。
オークションで入札してもらう場合、
即決価格になりましたら、オークションを終了いたします。そのときの最高額入札者に販売します。
という具合。
しっかり書かないとトラブルの原因になりますし、書いておけば「説明文に記載した通りです」とトラブルを避けることができます。
即決価格を決めるメリット・デメリット
ここまでして即決価格を決める必要があるのかどうか?という問題点も出てきますが、即決価格を決めるのはメリットもデメリットもあります。
メリット
- 早く売れて手間が省ける
- 予想より安くなりすぎるリスクを防げる
即決価格を決めることで、オークション終了まで待っている必要がなくなりますし、スムーズに取引へ移行することができます。
また、オークション参加者が現れずに最低価格で売れてしまった…ということも防ぐことができます。
デメリット
- 競り上がりで高値になる可能性を逃す
- 他の入札希望者が離れてしまう可能性も
即決を決める宿命ですが、もっと高く売れた可能性があっても、それ以上の値段にはなりません。
また、オークションで競って落とそうとしていたのに いきなり終了すると「イラ立ってブロックされてしまう」おそれもあります。
今後の購入者を失ってしまう可能性があります。
オークションで損しないためのコツ
オークションで損しないためには、即決価格を決めて すぐに売れるようにすることもそうなんですが、最低価格の設定も大事になってきます。
「どうせ売れるから」と300円で出品してしまうと誰も入札しなかったときに最低価格で落ちてしまう可能性もあります。
ヤフオクもそうなんですが、どれだけ人気の商品で価値の高いものであったとしても、誰も気づかないときは気づかないですからね。
そのまま1円で落ちてしまうこともあります。
スタート価格は「最低でも売りたい金額」に設定する
そういったことにならないようにするためには、しっかり最低価格を設定して「最低でもこの価格で売りたい」という金額や「利益を確保できる金額」を決めるようにしましょう。
まとめ
メルカリのオークションでは、システム上「即決価格」を設定する機能はまだありません。
しかし、コメントでの交渉やオークションの早期終了を使うことで、実質的な即決取引は可能です。
出品者としては、
- 即決を受けるかどうかを冷静に判断する
- コメント対応を丁寧に行う
- トラブル防止の工夫をしておく
この3点を意識すれば、スムーズで気持ちの良い取引ができます。
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